アメリカの心理学者ブリッジスは、人生の転機(トランジション)を3つに分けて提唱し、ニュートラルゾーンを最も悩み深い時期として、定義しています。
「何かが終わる時」が人生の転機の始まりであって、「何かが始まる時」は、印象には残らないみたいですね。
そして、何かが終わって、始まるまでの間が最も苦悩が大きい時期になるんですね。

第1段階)終焉 何かが終わる時期
何かが上手くいかなかったところから始まります。
目標や計画に対して、意欲を失ってしまって、空虚感を感じる時期です。
時には、自分自身を見失ってしまうこともあります。
第2段階)中立圏(ニュートラルゾーン) 混乱や苦悩の時期
昔の現実が色あせ、過去の成功に確信が持てなくなります。
これからの変化や今後の不安から深刻な空虚感を感じる時期です。
今までの夢と今後の夢のはざまに立たされ、夢を喪失している状態です。
第3段階)開始 新しい始まりの時期
始まりは、終わりと比較して、あまり印象に残りません。
「今までと何か違うな」という変化を若干感じる程度で、いつの間にか始まっています。
「他にも楽な道があるかもしれない・・・」という誘惑に打ち勝ちながら、少しずつ新たな目標ができ、何かが始まっていきます。
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