「あと何年働こうか」と考えるとき、年齢や貯金の額だけに目が向いていないでしょうか。仕事を続けたい方もいれば、働く時間を少し減らしたい方、新しいことに挑戦したい方もいます。
2026年8月18日の動画では、「これからの働き方シート」を使い、やりたいことと、その暮らしに必要なお金を並べて考えました。正解を一つに決めるためではなく、自分に合う条件を見つけるための取り組みです。
先に、これから増やしたい時間を書いてみる
最初から退職年齢を決めるのではなく、どのような時間を過ごしたいかを考えます。
- 家族や友人と過ごす時間を増やしたい。
- 今の仕事で、経験を後輩に伝える役割を続けたい。
- 学び直しや、以前から気になっていた活動を始めたい。
- 働く日数を減らし、無理のないペースにしたい。
そのうえで、今の生活で「増やしたいこと」「続けたいこと」「減らしたいこと」を整理します。大きな夢でなくても、毎週の過ごし方から考えて構いません。
働き方を、年齢と収入の条件に置き換える
望む時間が見えてきたら、何歳ごろから、どんな働き方をしたいかを書きます。今と同じ働き方を続ける場合、勤務日数を減らす場合、違う仕事へ移る場合を分けると、比較しやすくなります。
シートでは、収入、生活費、現在の資産、年金などを置いて、将来の資金の流れを概算します。数字を埋めるために希望を諦めるのではなく、希望を実現するために調整できる条件を見つけます。
試算の数字は、将来の保証ではありません
動画内の数値は説明用の架空例で、平均額や推奨額ではありません。また、このシートは比較のための概算です。物価の変化、税金・社会保険料、医療や介護、住宅の修繕、退職金や運用収益などを、個別の事情に応じて精密に計算するものではありません。
年金の見込額には、一般的な例より、ご自身の情報を使うことが大切です。日本年金機構の「ねんきんネット」では、年金記録や見込額を確認できます。具体的な退職や資金計画を決める際には、不明な条件を確かめてから判断してください。
一つの条件を変えて、選択肢を比べる
試算して不安が大きくなった場合も、すぐに結論を出す必要はありません。働く期間、仕事から得る収入、生活費などを、一つずつ変えてみます。
「今すぐ辞めるか、ずっと続けるか」という二択から、段階的に働き方を変える案が見えてくることもあります。数字の違いとともに、その働き方を自分がどう感じるかも大切にします。
今日できる、小さな行動を決める
最後に、今週調べることや相談することを一つ書きます。生活費を確認する、関心のある仕事を調べる、家族と希望を話すことでも構いません。
働き方シートの配布ページから、動画で使用した資料をご確認いただけます。一人では整理しにくい場合は、キャリアコンサルタント面談でも、経験や大切にしたいことを一緒に振り返ります。



