電話に出ると、目の前の仕事が止まる。出なければ、大切な予約や問い合わせを逃すかもしれない。一人でお店を営む方にとって、悩ましい場面ではないでしょうか。

2026年7月14日の動画では、AIが一次受付を行い、受け付けた希望をカレンダーへ仮登録する仕組みを試しました。予約の最終判断は、人が行う構成です。

AIに任せるのは、受付と情報の整理

試作では、名前、電話番号、用件、予約の希望日時を受け付けます。その内容をもとに、人が折り返して確認できるようにします。

AIが電話に出たことだけで、予約が確定したと思われない案内が必要です。お客様にとっても、お店にとっても、一次受付と確定連絡の区切りを分かりやすくすることが大切です。

電話・メール・カレンダーをつなぐ

動画では、AI電話サービスのIVRyと、通知メール、Google Apps Script、Gemini、Googleカレンダーを組み合わせました。

  1. 電話をAI受付へつなぐ。
  2. 受け付けた内容の通知メールを受け取る。
  3. スクリプトで通知を確認し、必要な情報を整理する。
  4. 希望日時をカレンダーへ仮登録する。
  5. 担当者が内容と空き状況を確認し、連絡する。

動画のスクリプトは定期的にメールを確認する構成なので、着信直後に必ず登録される仕組みではありません。電話転送の可否や条件も、利用する回線とサービスで確認します。IVRy公式サイトで、現在の提供内容をご確認ください。

あいまいな希望は、無理に確定させない

「来週の午後」のような希望や、聞き取りにくい電話番号を、AIの推測だけで確定情報にしてしまうと、行き違いにつながります。

希望日時が不明、必要な連絡先がない、予定が重なるといった場合は、人が確認できるようにします。実際の言い方や通知メールの形式によって結果が変わるため、自分のお店の条件でのテストが必要です。

手間が減るかを、受付後まで含めて見る

電話に出る時間が減っても、毎回通知を探し直す必要があれば負担は残ります。カレンダーと通知から必要な情報が分かるか、折り返したあとに対応済みと分かるかまで考えると、仕事の流れに合う仕組みに近づきます。

この動画は一連の連携を試した記録であり、実店舗での取りこぼし削減や売上増加を測定した導入事例ではありません。

導入前に、費用と情報の流れを確認する

この構成では、電話内容を複数の外部サービスで扱います。録音や通知の保存、閲覧者、メール・カレンダーへの権限、APIキーの管理を確認します。AI電話サービス、電話回線、AI APIなどの費用も分けて見積もります。

まずはテスト用の予定表と架空の予約内容で、受付から人の確認まで試してみてください。目の前のお客様を大切にしながら、次のお客様の希望も受け止める。そのための役割分担を考える取り組みです。