棚の商品を一つずつ手に取り、賞味期限を確認する。必要な仕事ですが、品出しや発注も担当する小さなお店では、負担が大きくなります。
2026年8月1日の動画では、品出しのときに情報を登録し、期限が近い商品を探しやすくするアプリを、Claude Codeを使って試作しました。
商品・期限・場所を、品出し時に記録する
登録する中心の情報は、バーコード、賞味期限、置き場所です。スマートフォンから読み取り、確認して保存します。商品マスターにバーコードが登録されていれば、商品名の入力も減らせます。
同じ商品でも、入荷時期によって賞味期限は違います。商品名だけの一覧ではなく、どの期限のものが、どこに残っているかを扱えることが大切です。古い商品が残っているかを確認する流れも設けました。
読み取った日付は、保存する前に確認する
画像から文字を読み取るOCRを使っても、印字の薄さや光の反射などで誤ることがあります。動画では、読み取った結果を人が確認して登録します。
一度間違った日付を登録すると、その後の一覧が正しく並んでいても判断を誤ります。入力の手間を減らすことと、確認をなくすことを混同しない設計にしました。
日付の判定と、AIによる補助を分ける
登録済みの日付から「期限を過ぎている」「当日」「3日以内」「7日以内」などを分ける部分は、決まったルールで処理します。AIに期限を推測してもらう必要はありません。
この構成では、ローカルAIのGemmaを補助的に使い、確定済みの日付や商品マスターをAIが勝手に変更しないよう役割を分けています。AIが動いていなくても登録でき、AIの処理待ちで通常の入力が止まらないことも重視しました。
見つけたあとに、現場で判断する
一覧は、確認すべき棚や商品を絞るためのものです。実際に商品が残っているかを見て、販売や陳列、店内ルールに沿った対応を人が判断します。アプリの表示は、食品を食べられるかどうかを判定するものではありません。
売れた商品や移動した商品の情報が残り続けると、現物と一覧がずれます。誰が、どのタイミングで記録を更新するかも、運用と一緒に考える必要があります。
試作で確認したことと、導入前に残ること
動画では、登録から期限別の確認までを実演しました。一方、多人数での同時利用、大量の商品、実店舗での長期間の運用まで検証した事例ではありません。店舗に導入する際は、アクセス権限、通信、バックアップ、端末の管理も確認します。
ローカルAIの推論にクラウドAPIを使わない構成でも、端末や開発、保守などの費用は別に考えます。
まずは一つの棚や少数の商品を対象に、登録にかかる手間と、確認時に減らせる手間を比べてみる。この小さな検証から、現場に合う道具へ育てられます。



