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2026年6月13日

CodexでiOSアプリは作れる。でもApp Store公開にはリサーチと審査準備が必要です

Codexを使うと、初心者でもiOSアプリ開発に取り組みやすくなります。ただし、アプリを作れることとApp Storeの審査に通ることは別です。開発前のリサーチ、仕様検討、StoreKit、申請準備、審査で見られるポイントを整理します。

AIでアプリは作りやすくなりました

CodexのようなAIエージェントを使うと、これまでプログラミング経験が少なかった人でも、スマホアプリ開発に取り組みやすくなりました。

作りたいアプリの概要を伝え、仕様を相談し、コードを作ってもらい、Xcodeで動かしてみる。分からないエラーが出たら画面を見せて相談する。

この流れができるだけでも、かなり大きな変化です。

一方で、動画の大きな学びはここにあります。

アプリを作れることと、App Storeで公開できることは別です。

今回の動画では、Codexを使ってiOSアプリを作り、Xcodeで動かし、App Store Connectで申請するところまで進めています。ただ、最終的にはAppleの審査で通らなかった経験も含めて紹介しています。

失敗談として終わらせるのではなく、これからiOSアプリを作りたい人にとって、とても現実的な学びになります。

開発前にまず確認したいのは「作れるか」ではなく「公開できそうか」

AIに相談すると、機能案や画面構成、コードはどんどん出てきます。

しかし、最初に確認したいのは「技術的に作れるか」だけではありません。

  • App Storeに似たアプリが多すぎないか
  • そのアプリならではの独自体験があるか
  • Appleの審査ガイドラインに引っかかりそうな要素がないか
  • 課金やサブスクリプションの設計が適切か
  • プライバシーやサポートページを用意できるか

動画では、占いや運勢系のアプリを例にしています。アプリ自体は完成したものの、類似アプリが多く、独自体験が弱いと判断される可能性があることが分かりました。

Appleの公式の App Review Guidelines には、審査で見られる観点が整理されています。特にGuideline 4.3のSpamでは、すでに多く存在するカテゴリに似たアプリを追加することへの注意が示されています。

審査基準は更新されることがあります。実際にアプリを作る前には、必ずAppleの公式情報を確認してください。

iOSアプリ開発に必要なもの

動画では、iOSアプリをApp Storeに出すために必要なものも整理しています。

大きく見ると、次のような準備が必要です。

  • Mac
  • Xcode
  • Apple ID
  • Apple Developer Program
  • App Store Connect
  • アプリの仕様書
  • サポートページ
  • プライバシーポリシー
  • スクリーンショット
  • アプリ説明文、キーワード、レビュー用メモ
  • 必要に応じたStoreKitやサブスクリプション設定

Apple Developer Programは、App Storeで配布するために必要になる有料の開発者プログラムです。Apple公式ページでは、Apple Developer Programの年額メンバーシップについて案内されています。金額や条件は変わる可能性があるため、最新情報は Apple Developer Program の公式ページで確認してください。

ここで大事なのは、コードを書く道具だけでは足りないことです。

App Storeに出すには、アプリの中身だけでなく、利用者に見える説明、サポート、プライバシー、課金設定、審査担当者への説明まで準備する必要があります。

Codexとは「仕様を一緒に固める相手」として使う

Codexは、いきなりコードを書かせるだけの道具ではありません。

動画では、まず作りたいアプリの概要を伝え、必要最小限の機能、画面構成、課金方針、将来追加したい機能などを相談しながら整理しています。

最初に決めるとよいことは、たとえば次のような内容です。

  • アプリ名
  • 誰に向けたアプリか
  • 無料で使える機能
  • 有料にする機能
  • 最初のバージョンで入れる機能
  • 後から追加する機能
  • 収集するデータをできるだけ少なくする方針
  • サーバーを使うか、端末内で完結させるか

初心者ほど、最初から多機能にしたくなります。

ただ、最初のアプリでは機能を絞った方が完成しやすくなります。動画でも、通知機能やログイン機能まで広げすぎず、まずは必要最小限の形で進める考え方が紹介されています。

StoreKitとサブスクリプションは早めに考える

アプリ内課金やサブスクリプションを入れる場合は、StoreKitの仕組みを使います。

StoreKitは、Appleのアプリ内課金やサブスクリプションを扱うための仕組みです。アプリ側の実装だけでなく、App Store Connect側の商品ID、価格、配信国、ローカリゼーションなどの設定も関係します。

動画では、アプリの価値を作る部分と、課金を支える部分を分けて考えています。

  • メイン機能の実装
  • ストア機能の実装
  • 商品IDの確認
  • App Store Connect側の商品設定
  • サブスクリプショングループの設定
  • ローカリゼーションの設定

ここは、初心者がつまずきやすい場所です。

Codexに「何を設定すればよいか」「このエラーは何か」「この画面では何を入力するのか」と聞きながら進めると、手順を確認しやすくなります。

ただし、課金やサブスクリプションは利用者のお金に関わる部分です。説明文、価格表示、解約や更新に関する案内、アプリ内で提供する価値は、慎重に確認する必要があります。

Xcodeでは、作ったアプリを実際に動かして確認する

Codexがコードを作ってくれても、それだけで完成ではありません。

Xcodeでプロジェクトを開き、シミュレーターで動作確認します。

動画では、作成したアプリをXcodeで開き、iPhoneのシミュレーター上で画面やボタンの動きを確認しています。うまく動かない箇所があれば、スクリーンショットをCodexに見せて、原因や修正案を相談しています。

ここで確認したいことは、次のような内容です。

  • 画面が正しく表示されるか
  • ボタンが反応するか
  • 無料機能と有料機能の切り分けが意図どおりか
  • 課金ボタンや購入復元が不自然ではないか
  • 文字が見切れていないか
  • 初回起動時に利用者が迷わないか
  • 不要なデータを集めていないか

AIが作ったものは、必ず人が動かして確認する必要があります。

特にスマホアプリは、画面の見え方、操作感、説明不足、課金導線の分かりにくさが、そのまま利用者体験に影響します。

App Store申請では、アプリ以外の準備が多い

App Store申請では、コード以外に用意するものがたくさんあります。

動画では、申請に向けて次のような項目を準備しています。

  • アプリ名
  • サブタイトル
  • 説明文
  • キーワード
  • スクリーンショット
  • サポートURL
  • プライバシーポリシーURL
  • レビュー用メモ
  • サブスクリプション情報
  • アプリ内購入の設定
  • アプリのプライバシー情報
  • Bundle ID
  • アップロードするビルド

初心者にとって分かりにくいのは、Apple Developerの画面、App Store Connectの画面、Xcodeの画面がそれぞれ別に存在することです。

Bundle IDを合わせる、Archiveしてビルドをアップロードする、TestFlight側で処理完了を待つ、App Store Connectでビルドを選ぶ。こうした作業は、一つひとつ確認しながら進める必要があります。

分からない画面が出たら、画面のスクリーンショットをCodexに見せて、「この画面では何を入力すればよいですか」と聞くのが実践的です。

審査に落ちにくくするために、最初に考えたいこと

App Storeの審査に必ず通る方法はありません。

ただ、審査に落ちにくくするために、開発前から考えておきたいことはあります。

まず、同じようなアプリが多い分野では、アプリならではの価値をはっきりさせる必要があります。

「占いアプリです」「メモアプリです」「ToDoアプリです」だけでは、既存アプリとの違いが伝わりにくいかもしれません。

たとえば、次のような観点で整理します。

  • 誰のどんな場面を助けるアプリなのか
  • 既存アプリと違う利用体験は何か
  • そのアプリでなければできないことは何か
  • ただ情報を表示するだけでなく、利用者が行動しやすくなる工夫があるか
  • 説明文、スクリーンショット、レビュー用メモで独自性を伝えられるか

動画で紹介されている反省点は、かなり重要です。

開発の最後に審査のことを考えるのではなく、企画の最初に審査の観点を確認する。

これだけで、作り直しのリスクをかなり減らせます。

会社や個人事業でAI開発を試すときの注意点

CodexのようなAIエージェントを使うと、個人でもアプリを形にしやすくなります。

ただ、仕事で使う場合は、次の点に注意してください。

  • Apple IDや開発者アカウントの管理者を決める
  • APIキーや証明書を不用意に共有しない
  • 課金や売上を扱うアカウントの権限を分ける
  • 個人情報を扱うなら、最初からデータ設計を確認する
  • サポート窓口とプライバシーポリシーを用意する
  • AIが作ったコードをそのまま信用せず、動作確認する
  • 公式情報と実際の管理画面を必ず確認する

AIは、分からない画面を一緒に読み解いてくれる強い味方になります。

それでも、最終的に公開する責任は開発者側にあります。アカウント、課金、プライバシー、審査情報は、人が確認する前提で進めることが大切です。

動画で見られること

動画では、Codexを使ったiOSアプリ開発の流れを、実際の画面操作を交えて確認できます。

主な内容は次の通りです。

  • 開発前にApp Storeで類似アプリを調べる考え方
  • App Review Guidelinesを確認する大切さ
  • iOSアプリ開発に必要なもの
  • Codexと相談しながら仕様を固める流れ
  • Xcodeでアプリを動かす流れ
  • StoreKitやサブスクリプション設定の考え方
  • スクリーンショット、説明文、サポートページ、プライバシーポリシーの準備
  • Bundle IDやApp Store Connectの設定
  • Archiveしてビルドをアップロードする流れ
  • 審査で見えた反省点

AIでアプリを作ってみたい人にとって、夢のある話だけでなく、申請まで含めた現実的な流れが分かる動画です。

まず試すなら

これからCodexでiOSアプリ開発を試すなら、最初にコードを書かせるより、次のように聞いてみてください。

iOSアプリを作りたいです。作りたい内容は〇〇です。
いきなり開発に入る前に、App Storeで公開できそうか、類似アプリ調査、審査ガイドライン、最小構成、必要な準備物の観点で確認すべきことを整理してください。

この聞き方にすると、作る前に考えるべきことが見えやすくなります。

AIがあればアプリは作りやすくなります。

でも、公開できるアプリにするには、企画、リサーチ、仕様、テスト、申請準備まで含めて考える必要があります。

今回の動画は、その現実的な一連の流れを知るためのよい教材です。

動画は YouTube の埋め込みプレーヤーで再生されます。